作品名:嬉風.
お客様はゴッホが大好きでゴッホの兄弟愛をこよなく愛されている方でした。
洗練されたとてもステキなお部屋に『花咲くアーモンドの木の枝』のブルーと、外枠の「白色」が周りの雰囲気とピッタリ合っていてとてもステキでした。
この『花咲くアーモンドの木の枝』は、フィンセント・ファン・ゴッホが
1890年に制作した油絵。
ゴッホが南フランスで療養していた時、パリに住んでいた弟テオに子供が生まれたのを祝って制作した作品です。
1890年7月29日にフィンセントがパリ郊外のオーヴェル=シュル=オワーズで亡くなり、弟テオは兄フィンセントの死を大いに嘆きました。弟テオ自身はもともと病弱で、兄の死をきっかけに徐々に衰弱していき、オランダに帰国したのですが、翌1891年、兄の後を追うようにフィンセントの死から半年後に死去。33歳でした。
テオは、兄・フィンセントの才能を誰よりも信じた一番の理解者であり、生活費をずっと援助していました。
フィンセントの人生には常にテオのサポートがあり、テオなしでは「フィンセント・ファン・ゴッホ」は存在していなかったといっても過言ではありません。
ゴッホの画家としての活動期間はわずか10年。その中で1,600点の水彩・素描と八百点以上の油彩画という膨大な作品を残しました。テオがいなければ兄フィンセントは絵の具も買えなかったといわれています。
ゴッホの作品は、ゴッホの情熱(エネルギー)が今でも脈々と作品に触れた人の心に伝わる(入ってくる、魅了される)気がします。
お客様に直接お会いして、お話を伺うことが出来、
嬉しい気持ちでいっぱいになった日でした。
屏風の魅力は…装飾品でありながら…調度品にもなる。
使い方次第で「豊かな気分でいられる空間」を演出できます。